愛犬も元気に!薬膳を取り入れたペットケアのすすめ
- Emi
- 2024年12月5日
- 読了時間: 3分
更新日:3月25日
薬膳を学ぶ私の生活と肝の健康
月に一度の薬膳オンライン授業、今月のテーマは「肝炎」だった。
2019年から始めた薬膳や東洋医学の勉強は、まるで雨水がゆっくりと大地に染み込むように、私の中にゆっくりと浸透している。
もし私がエステや医療、飲食業を営んでいれば、学んだことをすぐに活かせるのだろうけど、今のところそんな機会はほとんどない。それでも、変化は確実にあった。
ドラッグストアで売っている漢方薬のラベルが「読める」ようになったのだ。昨年、コロナにかかったときも、この知識が大いに役立った。
「これは今の症状に合うかも」と、自信を持って薬を選べるようになったのは、学びの成果だと思う。
愛犬の健康が変わる!薬膳を取り入れた手作りごはん
もっと自分の生活に薬膳を取り入れるべきだとは思っている。けれど、実際に薬膳生活をしているのは私ではなく、うちの愛犬だ。
愛犬が9歳になった頃、どこか元気がない様子に気づいた。
病気というわけではないけれど、表情や目に張りがなく、木々が枯れていくような老化の兆しを感じた。
私は焦って、それまで与えていたドッグフードをやめ、手作りの食事に切り替えた。栄養素を調べ、過不足がないように注意を払いながらの毎日だ。
この選択が正解だったのかはわからないが、少し太り気味だった体重も戻り、表情が生き生きしてきた。体調が悪かったわけではなかったけれど、胃腸の調子が改善されたのだろう。
今では愛犬は元気いっぱい。やっぱり食生活って大事だな、と改めて気づかされる。
中医学が教える肝の不調と薬膳のヒント
さて、今月の授業に話を戻そう。
西洋医学では病名をつけて「ウイルス性肝炎」などと原因を明確にするけれど、中医学には「肝炎」という病名は存在しない。
中医学では、肝臓の不調を「気」「血」「陰」「陽」のバランスの崩れとして捉える。
例えば、湿気が肝臓に溜まると、それが熱に変わって「湿熱」となり、体内で過剰な熱を生む。また、ストレスが原因で「気滞」(気の流れが滞ること)が起きたり、「血虚」(血が不足している状態)となったりすることもある。
肝の不調の原因は一つではなく、その人の食生活や体質、生活習慣によってさまざまだ。
こうした中医学の考え方は、まさにオーダーメードの健康法だと思う。一人ひとりに合わせて、その時の体調や環境に最適な改善策を探る。その柔軟性にいつも感心させられる。
食生活で肝を元気に
どんな不調にも基本となるのは、「寝るべき時間にしっかり睡眠をとる」「油ものや甘いものを控える」という生活習慣の改善だ。
そして、肝を元気にするために良い食材を積極的に摂ることも大切だ。
中医学では、肝に良い食材として、緑色の野菜や香りのある食材が推奨されている。
例えば、ほうれん草や小松菜のような葉物野菜は、肝が血を貯蔵し、血の流れをコントロールする役割を助けると言われる。また、ミントやシソ、香菜のような香りのある食材は、肝の気の流れを良くし、ストレスを緩和する効果があるとされている。
もちろん、体調はその時の気温や天気、季節にも影響されるし、一つの問題だけではない場合も多い。
何から始めれば良いのか迷うこともあるけれど、手っ取り早く薬を飲むだけではなく、日々の食生活で少しずつ体を整える努力が大切だと思う。
食生活の積み重ねが健康を守る
私の薬膳の勉強は、じわじわと自分の中に染み込んでいる。
学びを積み重ねる中で、愛犬の健康管理ができたことや、身近な漢方薬を理解できるようになったことが、今の私の糧になっている。毎月の授業を受けるたびに、もう少し自分の生活にも役立てていきたいと思うのだが、なかなかすぐには行動できない。
それでも、こうして日々を振り返るたびに思う。
「やっぱり、薬膳ってすごいな」
少しずつでも生活に取り入れていきたいと思う今日この頃だ。
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